こんにちは、AVALEZのたまきです。
やっと寒さが和らぎましたね。
近づいてくる春の足音にわくわくしながら、石油ストーブの灯油を使い切るタイミングを見計らっております。
ところで、着物に関わる仕事をしていると敏感になるざるを得ないのが「季節感」。
洋服と違って、形が変わらない着物は素材や柄で季節感が表現されます。
個人的には、季節やテーマに沿った装いは自己満足度が高めで好きです。
万博にはりきって青のワンピースを着てくような感覚でしょうか、自分も楽しいし「見て見て〜」って言いたくなる。
ただそれを『ルール』という風に捉えてしまうと、なんだか難しそう・着物って敷居が高いと感じる人が多いのかもしれません。私自身も最初はそうだったし、今でもいろんな方からそういう意見を伺います。
よく本にも書いてある
『桜が満開の時期に桜柄を纏うのは野暮、開花を先取りして身に纏うのが【粋】』
これはルール(決まりごと)ではなく、江戸時代の粋な方たちから派生した美意識のひとつとのこと 。
美意識は人それぞれなので、この花の帯が気に入ってるから今日はこれを締めたい と思ったならそれででいいのです。
「春だから春っぽいパステルカラーの着物でお出かけする」
「桜柄の着物に蝶々柄の帯でお花見」
これはルール(決まりごと)ではなく季節を楽しむお洒落。
ちなみに私は4月でも暖かければ単衣、5月後半には上布、7月から9月は浴衣着てます。
ただプライベートは自由だけどある程度分別を持って選びたいのが冠婚葬祭。
フォーマルな会場ではフォーマル着物、お祝いの気持ちを込めた装い。それはルールというよりもTPOですね。
とはいえいろんな考えをお持ちの方もいらっしゃるので、着物屋という職業柄お客様がお出かけ先でも楽しく過ごしていただけるよう「一般的にはこんな見解もありますがその会場ではこれはOKだと思いますこれはNGかもしれません」ときちんと説明してベストなコーディネートをご提案するようにしておりますのでご安心ください。
これは3月に締めたい蕨(わらび)の帯。
